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設立〜躍動
株式会社冷水は昭和30年5月に気仙沼冷凍水産物商工業協同組合「冷水協」として、 組合の保管業務を担う役割で発足し、気仙沼における水産加工の向上とともに発展してきました。
私は平成19年8月に「冷水協」を譲り受け、株式会社冷水を設立しました。
営業冷蔵庫として生まれ変わった冷水には、多様化されている水産業界のニーズに合わせた保管サービスが必要と感じ、老朽化した建物を一新し、更に第三冷蔵庫を新設。事業規模を拡張してよりサービスに邁進しておりました。
絶望〜復活の誓い
まさにこれからという時でした。
新しい社員を迎え会社の若返りを図り、新規事業でカニ加工事業を始めて10か月が過ぎた頃、突然の大地震、その後の大津波で会社はすべての建物が被災し、すべてを失いました。
やりきれない気持ちで涙が止まりませんでした。
もう一切やめてしまおうかと思い悩む日々が続きましたが、社員やその家族の暮らしを考え、全社員を集め会社再建を誓いました。
絆〜希望
誓った再建でしたが、現実は厳しいです。
今まで築き上げてきたものが一瞬で失われ、まさに「マイナスからのスタート」です。
しかし、震災で絶望の淵に追い詰められながら得たものがあります。それは社員たちのハートです。
手作業による庫内の水産物の処理、瓦礫撤去など非常に過酷な作業が続く中、社員全員が「復旧」という一つの希望に向かい自然な形で団結したのです。
社員たちの折れないハートが絆を生み、更にお客様からのご支援をいただき、復旧することができました。
私たちはこの折れないハートで、お客様との絆を大切にし、サービス向上に努めてまいります。
感謝〜未来へ
復興とは、震災前に戻るのではなく、震災前よりも進化をして前進することだと思います。
私たち自身が常にお客様のために、よりよいサービスを探求し提供し続けることこそ逆境をチャンスに変える「進化」だと確信しております。
私たちは、冷水の理念であるように、常にお客様の目線で物事を考え、感謝を誠意ある仕事ぶりで示し、確かな形でお返しすることを使命として、これからも頑張ってまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。